ビリギャル坪田先生からの応援メッセージ

いよいよ冬休み。受験勉強、最後の追い込みの時期です。そんなすべての受験生の皆さんに、坪田信貴先生からのメッセージです。

 

  • ●自分を一生慰めて生きるのか、今すぐ変わるのか?
 「自分や、あなたが大切にする周囲の人を、どれだけ信じられるか? そしてそのためにどれだけ努力できるか?」で、受験も人生もうまくいくかどうかが変わります。

 

 「才能」や「地頭」などは結果論です。言い訳です。努力をしなかった、あるいは報われなかった人が、自分を慰めるために「あの人たちは、もともと頭が良かったのだ、才能があったのだ」と言うのです(これを心理学では、防衛機制の「合理化」と言います)。

 

 もちろん、それで自分を慰めることはできます。しかし、それで成長することはないでしょう。ダイエットをするには、食事量を減らして運動をする。これをやればいいのです。そんなことは誰もがわかっています。でも、多くの人はコタツに寝転がりながら、テレビやYouTubeを見て、「あーあー、私も痩せたいなー」とか、「かわいいな。でもきっと整形よね(何か裏があるはずよ)」とか言いながら、お菓子をボリボリ食べているのです。

 

 勉強も同じなのです。クラスの「上位の子」を見て、「あの子は才能があるのよ」「地頭が違う」と言う。そして漫画を読む。スマホで友達と連絡し合う。結局、みなさんの思う「頭の良い」と言われる人は、めちゃくちゃ勉強しているのです。さやかちゃんは、「もともと頭が良かった」「すごい進学校だった」などと世間で言われているそうです。僕は「進学校」の定義がよくわからないのですが、事実は、「同じ学校の同じ学年で慶應に受かれたのは、その年、さやかちゃんを含めて2人だけ(そのうち1人は推薦)」でした。一般入試で合格したのは彼女だけです。もし本当に「すごい進学校」だったら、学年ビリで全国模試の偏差値が30だった彼女が合格しているのですから、100人ぐらい受かっていてもおかしくないのではないでしょうか。また、「もともと頭が良かった」という部分に関しては、僕は肯定します。その通りです。彼女はもともと頭が良かった。出会った高校2年生の夏休みには、小学4年生程度の学力しかありませんでしたが、それでも頭が良かったと僕は思います。

 

  • ●受験を前に知っておいてほしい、大切なこと
 でも、「あなただってそう!」なのです。あなただってもともと頭は良いし、才能があるのです。地頭だっていい。しかし、「やっていないだけ」なのです。あるいは、やり方を間違っているだけなのです。

 

 ですから、ぜひ自分自身に問いかけてください。「自分はどうなりたいのか?」と。そして、斜に構えて、「どうせ自分なんか」と思ったり、あるいは周囲の人の言う「お前には無理だ」とか「おまえはダメだ」なんて言葉をうのみにせず、「今に見ていろ!」と努力をしてみてください。今すぐスマホを見るのをやめて勉強してみてください。結果が出ます。そして結果が出ると言われます。「あの人は、元から頭が良かったのよ」と。そしてそうした評価が、何よりもあなたの自信になります。

 

 受験を通じて、本当に大事なことは、合格すること以上に、「絶対無理!」とみんなが笑ったことだって「クリアできるじゃないか!」という若き日の体験と自信なのです。

 

 これこそが、あなたや、あなたのお子さんのその後の人生を大きく左右するものなのです。

 

 だから、自分を信じてください。今この瞬間より1時間後には、0.1%でも成長する。少しでも誇れる自分になる。そのための「行動」を今から始めましょう(本当は勉強に限らないのですが、それでも、「正解がはっきりしている」受験での成功は達成しやすく、たいへんお得です)。

 

 そしていつか僕に会った時に教えてください。「私は、あの瞬間から、行動を始めました」と。そんな自信に満ちたみなさんに会える日を楽しみにしています。

 

 笑って楽しめるビリギャルという作品は、きっとその大きな助けになります。

 

 「意志あるところに道は開ける。」僕はそう信じています。あなたも信じてみませんか?

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